Medical Tribune 皮膚科版2014年4月10日号より転載 [座談会]日光角化症の現状と最新治療−イミキモド5%クリームの臨床的有用性と位置付け

 日光角化症(AK)は,慢性的な紫外線曝露により,特に高齢者に好発する皮膚病変であり,有棘細胞がん(SCC)の早期段階と位置付けられる。SCCに進展する確率はわずかだが,進展のメカニズムや条件が明らかになっておらず,AK患者数は年々増加傾向にあるため,AKの段階での適切な早期治療が求められている。
 2011年からAKが追加適応となったイミキモド5%クリーム(ベセルナクリーム5%)は,その有効性と利便性,また治療部位に瘢痕を残すリスクが少ないという特徴から,同薬を中心とした新しいAK治療戦略の構築が期待されている。ここでは,NTT東日本関東病院皮膚科部長の五十嵐敦之氏の司会の下,豊富なAK治療経験のあるお二方をお招きし,AKの現状と最新治療について討議していただいた。

 

日光角化症の現状と最新治療 トップ
高齢化とともに増加する日光角化症患者
日光角化症の治療におけるイミキモド5%クリームの位置付け
フィールド内の潜在病変もあぶり出すイミキモド5%クリーム
イミキモド5%クリームのメリット
外科的切除とイミキモド5%クリームのコンビネーション治療の有用性
病診連携で,開業医もAKの治療に参加を
製品基本情報(DI)

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そのシミ日光角化症ではありませんか? | 持田製薬株式会社