IBD診療におけるSDMの重要性
同じIBDでも患者さんのニーズは人それぞれ
一口に「IBDの患者さん」と言っても、一人ひとりは異なります。IBDの場合は10〜30代の若い患者さんが多いという特徴はあるものの、患者さんの年齢・性別・背景などによって、その人の悩みや困りごと、ニーズは実にさまざまです(参考①)。患者さんが100人いたら100通りあると言えるでしょう。そのような患者さんを診療するにあたり、私たち医療者は「その人が何に困っているのか、何を求めているのか」を十分に把握する必要があります。これができて初めて、一人ひとりの患者さんに適切な治療を提供できるのです。そして、最終的に治療を受けるのは患者さん本人なので、本人が納得した治療選択が行われることが重要です。
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