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クリニック訪問記

2024年03月19日公開

vol.4医療法人聖心会 清水クリニックのタイトル画像

 大阪市東淀川区にある清水クリニックは、神経内科・内科・精神科・リハビリテーション科・精神科デイケアを標榜し、1999年の開業以来、地域に密着した医療を提供しています。同クリニックでは、年代別の精神科デイケア、アニマルセラピー、在宅医療などにも積極的に取り組むだけでなく、精神科専門医研修施設としての役割も果たしています。今回は、心と体のトータルサポートを目指す同クリニックの理事長・院長である清水聖保先生に、開業の背景をはじめ、クリニックの特徴や取り組み、今後の展望などについてお話を伺いました。

施設紹介

■ 医療法人聖心会 清水クリニック

大阪府大阪市東淀川区瑞光1丁目4-26

https://shimizu-clinic.in/

清水 聖保 先生
(医療法人聖心会 清水クリニック 理事長・院長)

地図の画像

児童精神医学から認知症まで、
幅広い精神・神経疾患について研鑽

清水聖保先生の画像

清水 聖保 先生
(清水クリニック 理事長・院長)

 私の専門は精神科ですが、もともとは児童精神科に興味がありました。私が兵庫医科大学を卒業する頃、関西では児童精神科の専門医は非常に少なかったのですが、そのうちの1人が兵庫医科大学に在籍していました。それで私も兵庫医科大学の精神科神経科に入局して同大学病院で研修を受けることにしました。その当時、教授の専門は認知症で、准教授(当時は「助教授」と呼称)の専門は統合失調症・てんかん・睡眠障害でした。そのため、多岐にわたる疾患の指導を受けつつ、児童精神科の専門医からも児童精神医学について学びました。このように、研修医時代から幅広く精神・神経疾患について研鑽を積むことができました。
 その後の勤務先では、主に認知症など高齢の患者さんを担当していましたが、精神疾患だけでなく身体疾患も自ら診療する必要がありました。その経験から、私は認定内科医の資格も取得しています。また、当時から将来は開業したいと思っていたため、医療施設の経営に関するノウハウの吸収にも努めていました。

地域に根差したクリニックを目指して開業

清水聖保先生のアイコン画像

 開業のきっかけは、友人から当院の物件を紹介してもらったことです。当院のある大阪市東淀川区の上新庄駅付近には、私の出身地である神戸市長田区と同じ「菅原」や「御旅」といった地名があります。また、近隣の風景も似ていて親しみを持てたことから、地域に根差したクリニックを目指して1999年1月に開業しました。当院は神経内科・内科・精神科・リハビリテーション科・精神科デイケアと様々な診療科を標榜していますが、これは研修医時代からの色んな経験があったからこそだと思っています。

目指すは心と体のトータルサポート

清水聖保先生のアイコン画像

 当院の理念は「癒しとゆとりを与える場を目指し、スタッフ1人ひとりが患者さんに真心を込めて対応し、心と体の健康をサポートすること」です。さらに、患者さんだけでなくご家族も含め、来院された全ての方が癒される場にしたいと考えています。
 この考えを実現するための取り組みとして、当院を受診することで様々な問題が解決できる、いわゆる「ワンストップサービス」の医療の提供に努めています。どのような症状のお悩みであってもまずは当院を受診していただき、当院で対応できることは対応し、そうでない場合は速やかに他院へ紹介するという流れです。その一環として、リハビリテーションや年代別の精神科デイケア、アニマルセラピー、在宅医療などにも幅広く取り組んでおり当院の特徴ともいえます。
 以下に、個々の取り組みについて簡単にご紹介します。

  1. リハビリテーション

     運動器疾患や脳血管疾患の患者さんを対象とした、作業療法士・理学療法士・柔道整復師による治療リハビリテーションや、介護保険による訪問リハビリテーションです。当院のリハビリテーションの特徴として、高齢の患者さんだけでなく、子どもの患者さんにも行っている点があります。現代の子どもは、蹲踞(そんきょ)の姿勢、つまり膝を曲げて腰を落とし、つま先立ちで両膝を開いた姿勢を維持できないくらい、体幹が弱いことが少なくありません。そこで、子どもの患者さんが受診された際には、「ロコモチェック」と称して蹲踞の姿勢が維持できるかを確認します。もし体幹を鍛える必要があると判断した場合は、体操教室(体幹トレーニング)を随時開催しています。

  2. 年代別の精神科デイケア

     当院の精神科デイケアは、年代別に「幼児期・学童期」「思春期・青年期」「中・高年期」の3クラスに分かれています。

    キッズセラピールームの画像

    キッズセラピールーム。
    少人数制の保育を通じて感情発散・自己表現を促す。

    キッズセラピー
    (対象:幼児期・学童期)

     保育園などで集団生活に馴染めない、虐待の経験がある、発達障害などが認められる、そのような子どもの患者さんを対象としたクラスです。お子さんを1日お預かりして、遊びや制作活動を通じて感情発散や自己表現ができるよう、保育士が中心となって取り組んでいます。
     また、本クラスをきっかけに、保護者の精神面の不調に気づくこともあります。キッズセラピーにお子さんを預けている間、何をしたらよいのか分からないくらい精神的にまいっている保護者も少なくありません。そういう方には積極的に声をかけ、治療やサポートをしています。

    ひだまり(対象:思春期・青年期)

     患者さんの復職や社会復帰を目指したプログラムを行うクラスです。「就労準備コース」と「生活リズム・体力づくりコース」があり、患者さんの目標に応じて利用していただきます。
     また当院では、障害者職業センターに協力いただき就労支援も実施しています。患者さんにとってハローワークはハードルが高く、行ったことはあっても、何をしたらよいか分からないという方がほとんどです。そこで、当院から障害者職業センターの方へ患者さんの就労に関する希望をお伝えして、その希望に合う求人票を持って当院にお越しいただきます。そして、患者さんと一緒に求人票を見ながら検討し、面接を希望したいものがあれば障害者職業センターの方が付き添って面接に行くという流れです。
     こうした手厚い支援を継続してきた結果、当院における患者さんの就職率も改善してきました。

    チューリップ(対象:中・高年期)

     何らかの障害によって日常生活に支障を来している方や、自立した生活を目指している方を対象としたクラスです。手工芸などの創作活動や認知機能維持のための脳トレーニングなどを通じて、心身のリハビリテーションに取り組んでいます。なお「チューリップ」という名称ですが、かつて近隣のパチンコ店から譲り受けたパチンコ台をリハビリテーションに活用しており、その機種がいわゆる「チューリップ台」であったことに由来しています。
     また、患者さんに楽しんでいただけるように野球選手や漫才師などの有名人を招いたり、バルーンアートが得意な知人に来てもらってバルーンショーを開催したりと、患者さんのレクリエーションにも工夫を凝らしています。

  3. アニマルセラピー
    セラピー犬の画像

    セラピー犬の初代ゴエモン。障害犬で殺処分寸前だった
    ところをスタッフが引き取って育てました。

     子どもから高齢の患者さんまで年齢不問で参加していただけるグループセラピーとして、2003年にアニマルセラピーを始めました。特に子どもの患者さんにとっては、動物と触れ合うなかで命の大切さ、周りの人との関わり方などを学ぶ機会となり、心の成長につながっているのではないかと思います。

  4. 在宅医療

     当院は在宅支援診療所としての役割も担っており、他の医療機関・薬局・訪問看護ステーションなどと連携しながら、往診や訪問看護を行っています。きめ細かく患者さんやご家族を十分に支援できるよう、24時間体制をとっているのが特徴だと思います。また介護部門として「ヒーリングネット」を立ち上げ、居宅介護支援にも取り組んでいます。
     往診では、高齢の患者さんの自宅を訪問した際に、精神疾患を有する引きこもりの方が同居していることが分かり、慎重に対処して治療につなげられたこともありました。近年、80代の親が自宅に引きこもる50代の子どもを支え、経済的および精神的に行き詰ってしまう「8050問題」が注目されています。この地域でも「8050問題」を抱える世帯が増え、大きな社会問題であることを実感しています。

精神科専門医研修施設として、後進の育成にも注力

清水聖保先生のアイコン画像

 当院では乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを対象に、発達障害、うつ病、統合失調症、アルコール依存症など様々な疾患を診療してきました。このことが評価され、クリニックでは稀なケースだと思いますが、2006年に日本精神神経学会の「精神科専門医研修施設」に認定されました(旧専門医制度にて)。また、新専門医制度では、兵庫医科大学病院を基幹施設とした研修プログラムに参加する「連携施設・研修施設」として認定されています。
 地域医療では、オールマイティに診療することができる医師が求められる時代だと考えています。そこで、当院で研修を受ける医師には、患者さんとのコミュニケーションのとり方をはじめ、疾患別の対応、看護師・カウンセラー・臨床心理士・精神保健福祉士との連携(チーム医療)、医療と介護・福祉の連携を学んでいただければと思っています。

スタッフの自主性を尊重した取り組み

清水聖保先生のアイコン画像

 当院のアニマルセラピーですが、看護師や受付、リハビリテーション、精神科デイケアといった部署の垣根を越えて、有志が自主的に集まった1つのプロジェクトとして取り組んでいます。私は、スタッフが自主的にチャレンジすることに対して、余程のことでない限りNGとは言いません。キッズセラピーで保育を担当しているスタッフも、入職時には医療関係の資格を持っていなかったのですが、自主的に精神保健福祉士や公認心理師の資格を取得してくれました。受付のスタッフも、災害時にはその近辺に住んでいる患者さんにすぐに電話をかけるなど、自らの想いで患者さんのために行動してくれています。
 スタッフの自主性を尊重することは、スタッフのモチベーションを高めるだけでなく、患者さんを手厚くサポートすることにもつながる非常に重要な点だと考えています。

地域連携の強化を目指して

清水聖保先生のアイコン画像
地域連携の画像

清水先生が目標とする地域連携。
医療だけでなく行政や学校なども含めたものになっている。

 私は、しばしば講演をする機会をいただくのですが、講演の最後には必ず「地域連携の役割と強化の重要性」について紹介しています。1人の患者さんにどれだけ多くの人が関与するかが、その患者さんの将来を決めると私は思っていて、そういう思いに端を発し「ヒーリングネット」を立ち上げました。
 私が目標とする地域連携は、患者さん本人や介護者が抱える問題、潜在的な援助ニーズなどを踏まえて、医療だけでなく行政や学校なども含めたものです。このように地域連携の強化を目指して、今後も取り組んでいきたいと思います。

今後

展望

オールマイティに診療できる
「コンビニクリニック」の拡大

 当院が目指しているのは、地域の患者さんの様々な悩みに対応できるワンストップサービスの医療を提供する「コンビニクリニック」です。地域に根差したクリニックの役割は、できるだけオールマイティに患者さんを診療することだと思いますので、当院で研修を受けた先生方が色んな地域で開業され、全国的に「コンビニクリニック」が広がっていくことを期待しています。

清水聖保先生の画像

2024年3月作成

17545-1 79 GT