

鑑別編
内視鏡像を基に診断してみよう
便潜血検査陽性後の精査で直腸病変が発見された
患者さんの診断名は?
難易度:★☆☆
【監修】
岩手医科大学 内科学講座消化器内科分野 教授 松本 主之 先生
【出題・写真提供】
岩手医科大学 内科学講座消化器内科分野 特任講師 大泉 智史 先生
58歳 男性
- 検診での便潜血検査で陽性を指摘され、前医を受診した。
- 前医で施行された大腸内視鏡検査で直腸粘膜に顆粒状粘膜を認めたため、精査目的で当科紹介となった。
● 大腸内視鏡検査(直腸)

- 既往歴
- :2型糖尿病
- 内服歴
- :なし
- 家族歴
- :特記事項なし
- 排便回数
- :1日1回
- 顕血便
- :時に血便が混じる
- 体温
- :36.5℃
- 脈拍数
- :72回/分
- 海外渡航歴
- :なし
- アレルギー歴
- :なし
- 血液検査
- :WBC 5900/μL
RBC 526万/μL
Hb 16.4g/dL
Alb 4.5g/dL
CRP 0.1mg/dL未満