

鑑別編
内視鏡像を基に診断してみよう
悪性黒色腫の治療中に、
下痢や血便が出現した患者さんの診断名は?
難易度:★★☆
【監修】
岩手医科大学 内科学講座消化器内科分野 教授 松本 主之 先生
【出題・写真提供】
岩手医科大学 内科学講座消化器内科分野 准教授 梁井 俊一 先生
57歳 男性
- 悪性黒色腫に対し、免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けていた。
- 治療開始2ヵ月後より血便と下痢を認めるようになり、当科紹介となった。
● 大腸内視鏡検査(直腸)

- 既往歴
- :(57歳)悪性黒色腫
- 内服歴
- :整腸剤
- 家族歴
- :特記事項なし
- 排便回数
- :1日6~7回
- 顕血便
- :あり
- 体 温
- :36.7℃
- 脈拍数
- :86回/分
- 海外渡航歴
- :なし
- アレルギー歴
- :なし
- 採血検査
- :WBC 5790/μL
RBC 428万/μL
Hb 10.2g/dL
Alb 3.9g/dL
CRP 2.3mg/dL