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- Clinical Study:第Ⅱ相及び第Ⅲ相二重盲検試験の併合解析による患者背景別血清尿酸値低下作用(部分集団解析) 安全性
Clinical Study第Ⅱ相及び第Ⅲ相二重盲検試験の併合解析による患者背景別血清尿酸値低下作用(部分集団解析)
安全性
副作用発現状況
副作用は、プラセボ群で9/59例(15.3%)、本剤投与群(0.5mg群、1mg群、2mg群、4mg群)で70/422例(16.6%)、ベンズブロマロン群で15/99例(15.2%)、フェブキソスタット群で20/101例(19.8%)に認められた。
プラセボ群において発現率が2%以上認められた副作用は、尿中β2ミクログロブリン増加3/59例(5.1%)、四肢不快感2/59例(3.4%)であった。
本剤を投与したいずれかの群において発現率2%以上かつ発現例数2例以上に認められた副作用は、痛風関節炎[0.5mg群:1/40例(2.5%)、1mg群:3/62例(4.8%)、2mg群:13/259例(5.0%)、4mg群:4/61例(6.6%)]、四肢不快感[0.5mg群:1/40例(2.5%)、1mg群:2/62例(3.2%)、2mg群:4/259例(1.5%)]、β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加[1mg群:3/62例(4.8%)、2mg群:3/259例(1.2%)、4mg群:2/61例(3.3%)]、尿中β2ミクログロブリン増加[2mg群:3/259例(1.2%)、4mg群:2/61例(3.3%)]、α1ミクログロブリン増加[2mg群:1/259例(0.4%)、4mg群:2/61例(3.3%)]であった。
ベンズブロマロン群において発現率が2%以上認められた副作用は、痛風関節炎5/99例(5.1%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加及びアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加がそれぞれ2/99例(2.0%)であった。
フェブキソスタット群において発現率が2%以上認められた副作用は、痛風関節炎5/101例(5.0%)、尿中β2ミクログロブリン増加4/101例(4.0%)であった。
本試験において死亡例は、いずれの群においても認められなかった。
本試験において重篤な副作用は、フェブキソスタット群で肝障害が1例に認められた。
本試験において中止に至った副作用は、プラセボ群で尿中β2ミクログロブリン増加が1例、1mg群で痛風関節炎が1例、2mg群で腹部不快感、滑液包炎、痛風関節炎がそれぞれ1例、フェブキソスタット群で痛風関節炎が2例、肝障害、顔面浮腫がそれぞれ1例に認められた。