- 医療関係者向けホーム
- 循環器領域
- ユリス®錠
- Clinical Study:第Ⅱ相及び第Ⅲ相二重盲検試験の併合解析による患者背景別血清尿酸値低下作用(部分集団解析) 試験の概要
Clinical Study第Ⅱ相及び第Ⅲ相二重盲検試験の併合解析による患者背景別血清尿酸値低下作用(部分集団解析)
併合解析には一部承認外の成績が含まれますが、承認時に評価された資料であるため掲載します。
試験の概要「第Ⅱ相及び第Ⅲ相二重盲検試験の併合解析による患者背景別血清尿酸値低下作用(部分集団解析)」
- 社内資料:第Ⅱ相及び第Ⅲ相二重盲検試験の併合解析による患者背景別血清尿酸値低下作用(部分集団解析)
(2020年1月23日承認、CTD 2.7.3.3.3)〔承認時評価資料〕 - 社内資料:臨床試験(二重盲検試験の併合)の有害事象の解析(2020年1月23日承認、CTD 2.7.4.2.1)〔承認時評価資料〕
- 「禁忌を含む注意事項等情報」等は電子添文をご参照ください。
試験デザイン
4つのランダム化、二重盲検、並行群間、用量漸増、群間比較試験注)の併合解析
- 注)併合解析に含まれた4 試験のうち、前期第Ⅱ相試験(用量設定試験)は本資材中では紹介していません。
目的
承認時までに実施した、痛風を含む高尿酸血症患者を対象とした4つの二重盲検試験注)(プラセボ対照2試験、ベンズブロマロン対照1試験、フェブキソスタット対照1試験)を併合解析し、ドチヌラドの患者背景別の血清尿酸値低下作用の検討を行う。
- 注)併合解析に含まれた4 試験のうち、前期第Ⅱ相試験(用量設定試験)は本資材中では紹介していません。
対象
20歳以上の痛風を含む高尿酸血症患者
投与方法
ドチヌラドを1日1回朝食後に経口投与した。
0.5mg群はドチヌラド0.25mg/日を投与開始から2週後まで2週間投与した後、0.5mg/日に増量して3週目から12週後まで10週間投与した。
1mg群はドチヌラド0.25mg/日を投与開始から2週後まで2週間投与した後、0.5mg/日に増量して3週目から4週後まで2週間投与し、さらに1mg/日に増量して5週目から8週後又は12週後まで4週間又は8週間投与した。
2mg群はドチヌラド0.25mg/日を投与開始から2週後まで2週間投与した後、0.5mg/日に増量して3週目から4週後まで2週間投与し、さらに2mg/日に増量して5週目から8週後又は12週後まで4週間又は8週間投与するか、もしくは0.5mg/日を投与開始から2週後まで2週間投与した後、1mg/日に増量して3週目から6週後まで4週間投与し、さらに2mg/日に増量して7週目から14週後まで8週間投与した。
4mg群はドチヌラド0.25mg/日を投与開始から2週後まで2週間投与した後、0.5mg/日に増量して3週目から4週後まで2週間投与し、さらに4mg/日に増量して5週目から8週後又は12週後まで4週間又は8週間投与した。
プラセボ群はプラセボを投与開始から8週後又は12週後まで投与した。
評価項目
有効性に関する評価項目
下記患者背景区分別の血清尿酸値低下率[(投与前値-投与終了時の値)/投与前値×100]
【患者背景区分】
- 年齢区分:非高齢(65歳未満)、高齢(65歳以上)
- BMI区分:25.0kg/m2未満、25.0kg/m2以上
- 臨床診断名:痛風又は痛風結節、高尿酸血症
- 病型分類:尿酸排泄低下型、混合型又は正常型
-
- 投与前eGFR(mL/min/1.73m2)区分:60未満(中等度腎機能低下)、60以上90未満(軽度腎機能低下)、
90以上(腎機能正常)
- 投与前eGFR(mL/min/1.73m2)区分:60未満(中等度腎機能低下)、60以上90未満(軽度腎機能低下)、
- 尿路結石の既往の有無:あり、なし
- 肝疾患合併症の有無:あり、なし
- 投与前肝機能検査値異常(AST、ALT)の有無:あり、なし
など
安全性に関する評価項目
- 有害事象
- 副作用
など
解析計画
投与群ごとの血清尿酸値低下率について、患者背景区分別に部分集団解析を行った。
【用法及び用量】
通常、成人にはドチヌラドとして1日0.5mgより開始し、1日1回経口投与する。その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。維持量は通常1日1回2mgで、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日1回4mgとする。