4)社内資料:第Ⅲ相長期投与試験[2020年1月23日承認、CTD 2.7.6.17、CSR FYU-981-010(資料5.3.5.2-1)]〔承認時評価資料〕
5)Hosoya T, et al. Clin Exp Nephrol 2020;24:S80-91
[利益相反]本研究は株式会社富士薬品の資金により行われた。本論文の著者のうち4名は株式会社富士薬品の社員である。
著者には、本研究に関する株式会社富士薬品のアドバイザーでありコンサルタント料等を受領している者が含まれる。
腎機能低下者を対象としたものではありませんが開発時に行われた第Ⅲ相試験における、ユリス長期投与による血清尿酸値低下作用についてご紹介します。
試験概要はスライドのとおりで、痛風を含む高尿酸血症患者さんを対象にユリスを58週間投与し、前向きに血清尿酸値低下率や安全性などを評価しました。
各時点の血清尿酸値低下率[主要評価項目;FAS解析対象]
各時点(投与2週後以降、58週後まで4週ごと)における投与前値からの血清尿酸値低下率(平均値±標準偏差)は、投与34週後では、ユリス全体で47.83±10.85%、2mg投与例で46.73±10.77%、4mg投与例で54.92±8.58%、投与58週後では、ユリス全体で48.43±11.38%、2mg投与例で47.17±11.18%、4mg投与例で57.35±8.73%でした。投与10週後から投与58週後まで、ユリス全体の血清尿酸値低下率の平均値は44.99%~49.71%の間で推移しました。いずれの投与量も、全ての時点で、投与前値との比較において有意差が認められました(名目上のp<0.001、1標本t検定)。
各時点及び投与終了時の血清尿酸値[副次評価項目;FAS解析対象]
各時点(投与2週後以降、58週後まで4週ごと)及び投与終了時における血清尿酸値(平均値±標準偏差)は、スライドのとおりに推移し、投与34週後では、ユリス全体で4.57±1.06mg/dL、2mg投与例で4.61±1.08mg/dL、4mg投与例で4.35±0.90mg/dL、投与58週後では、ユリス全体で4.55±1.09mg/dL、2mg投与例で4.59±1.10mg/dL、4mg投与例で4.22±0.95mg/dLでした。
安全性[SP解析対象]
本試験における安全性は、スライドに示すとおりでした。副作用は、ユリス2mg投与例で52/277例(18.8%)、4mg投与例で15/43例(34.9%)に認められました。その他の安全性の結果の詳細は、スライドをご参照ください。
6. 用法及び用量
通常、成人にはドチヌラドとして1日0.5mgより開始し、1日1回経口投与する。その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。維持量は通常1日1回2mgで、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日1回4mgとする。