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- 旭川医科大学 編 Q7
心電図クイズ
旭川医科大学 編
多発するリンパ節腫脹と心電図異常を指摘された34歳男性
難易度
- 出題:
-
- 旭川医科大学 内科学講座 循環・呼吸・神経病態内科学分野
坂本 央 先生
- 旭川医科大学 内科学講座 循環・呼吸・神経病態内科学分野
- 症 例
- 34歳,男性
- 現病歴
- 近医より頸部などのリンパ節腫脹と心電図異常を指摘されて紹介となった。CTでは頸部・両側肺門・縦隔などに多発するリンパ節腫脹と,肺野における複数の結節性病変を認め,fluorine-18 fluorodeoxygluose PET(FDG-PET)ではリンパ節腫脹と肺野の結節性病変に一致した異常集積を認めた。頸部リンパ節生検から,病理組織学的に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫の診断を得た。心エコー図では左室収縮能は保たれていたが(左室駆出率65%),非持続性心室頻拍の合併を認めた。初診時心電図(図1),心臓MRI(シネ画像・ガドリニウム遅延造影画像)とFDG-PET画像(図2)を示す。
P波とQRS波の出現頻度