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心電図クイズ

旭川医科大学 編

スクリーニング検査にて左室肥大と心電図異常を指摘された67歳女性

難易度

出題:
  • 旭川医科大学 内科学講座 循環・呼吸・神経病態内科学分野 
    坂本 央 先生
症 例
67歳,女性
現病歴
長男がFabry病と診断されたことを契機にスクリーニング検査を施行したところ,α-galactosidase A(α-gal A)酵素活性が8.2Agal/U(女性カットオフ値<20.0Agal/U)であった。同時に心電図異常も指摘され,頻発する非持続性心室頻拍を合併していた。心エコー図では,前壁中隔の心肥大と収縮能の低下(左室駆出率43%)が認められた。初診時心電図(図1)および心臓MRI(シネ画像・ガドリニウム遅延造影画像,図2)を示す。

図1.初診時心電図

図2.心臓MRI(左室水平長軸像)

左室肥大の鑑別