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- 鹿児島大学 編 Q7
心電図クイズ
鹿児島大学 編
意識消失発作が増え入院した25歳女性
- 1.頻拍発作の心電図診断は何か
- 2.診断は何か
- 3.効果的な治療法は何か
難易度
- 出題:
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- 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学 講師
桶谷 直也 先生
- 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学 講師
- 症 例
- 25歳,女性
- 主 訴
- 意識消失発作
- 既往歴
- 9歳から左眼白内障
- 生活歴
- 喫煙歴なし,飲酒歴なし
- 現病歴
- 14歳時から睡眠中に玄関のチャイム音,目覚まし時計の音,高い音や光刺激により痙攣を伴う意識消失発作あり。従妹が同様の症状でQT延長症候群と診断されていたため,近医での精査を勧められたが,脳波やマスター負荷心電図にて異常が指摘されず経過観察となった。
その後も半年に1~2回の頻度で意識消失(数十秒から3分)が出現していた。2002年8月ごろから発作頻度が増え,週に2~3回出現するようになり,精査・加療目的で同年9月27日当科入院となった。 - 入院時検査所見
- 胸部X線写真,心エコーに異常所見は認められない。図1に入院時の心電図を示す。入院中,就寝時に物音を誘引に発作出現し,発作時のモニター心電図を図2に示す。
濃厚な家族歴