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Information
血清中エストラジオール濃度について
機能性月経困難症患者を対象とした国内第Ⅱ相用量探索試験における血清中エストラジオール濃度1)
機能性月経困難症患者142例にジエノゲスト0.5~2mg/日を2回に分け12週間経口投与した。
投与3週時の血清中エストラジオール濃度は、投与前からの変化量において、プラセボ群、ジエノゲスト0.25mg×2/日群及び0.5mg×2/日群では有意な低下は認められなかったが(0.25mg×2/日群:p=0.423、0.5mg×2/日群:p=0.164)(Wilcoxon 1標本検定)、1mg×2/日群では有意な低下が認められた(p<0.001)(Wilcoxon 1標本検定)。一方、プラセボ群との比較においては0.25mg×2/日群及び0.5mg×2/日群では有意な低下は認められなかったが(0.25mg×2/日群:p=0.198、0.5mg×2/日群:p=0.899)(Wilcoxon 2標本検定)、1mg×2/日群に有意な低下が認められた(p=0.017)(Wilcoxon 2標本検定)。
また、投与4週、8週、12週及び投与終了時※の血清中エストラジオール濃度の平均値及び中央値は、いずれの群も投与前に比し低値を示したが、0.25mg×2/日群及び0.5mg×2/日群では、投与期間を通じてプラセボ群と大きく異ならなかった。1mg×2/日群ではプラセボ群、0.25mg×2/日群及び0.5mg×2/日群よりも低値で推移した。
月経困難症患者を対象とした国内第Ⅲ相二重盲検比較試験における血清中エストラジオール濃度2)
月経困難症患者47例に、ジエノゲスト1mg/日を1日2回に分け12週間経口投与したとき、投与4週、8週、12週及び投与終了時※の血清中エストラジオール濃度の平均値及び中央値は、以下の様に推移した。
月経困難症患者を対象とした国内第Ⅲ相長期投与試験における血清中エストラジオール濃度3)
月経困難症患者147例に、ジエノゲスト1mg/日を1日2回に分け52週間経口投与したとき※1、血清中エストラジオール濃度(mean±SD[中央値])は、投与前、投与12週、24週及び52週時で、127.5±93.0(103.0)pg/mL、78.5±95.2(44.0)pg/mL、73.7±76.8(49.0)pg/mL及び81.7±103.9(40.0)pg/mLであった。平均値と中央値が投与前より低い値で推移すると考えられた。
通常、成人にはジエノゲストとして1日1mgを2回に分け、月経周期2~5日目より経口投与する。
- 1)持田製薬社内資料:第Ⅱ相試験-機能性月経困難症患者における有効性および安全性の検討-(2020年1月23日承認、CTD2.7.6.1)〔承認時評価資料〕
- 2)持田製薬社内資料:第Ⅲ相試験-月経困難症患者における有効性および安全性の検討-(2020年1月23日承認、CTD2.7.6.2) 〔承認時評価資料〕
- 3)持田製薬社内資料:長期投与試験-月経困難症患者における長期投与の安全性および有効性の検討-(2020年1月23日承認、CTD2.7.6.3)〔承認時評価資料〕