- 医療関係者向けホーム
- 医療関連情報
- 「連載クイズ」今こそ統計を正しく理解する
- 第2回 データのばらつき:標準偏差?標準誤差?
獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科 教授浅井 隆
データのばらつき:標準偏差?標準誤差?
大学院生のA医師は、妊娠高血圧症候群の罹患の有無による分娩時間の違いについて調査したところ、妊娠高血圧症候群に罹患している妊婦は、罹患していない妊婦に比べ有意に長い(p<0.05)、という結果を得ました。この統計結果をグラフにして、指導医のB先輩に見せると、次のような指摘を受けてしまいました。
大学院生のA医師とB先輩のどちらが適切なのでしょうか?
統計結果をSD(標準偏差)で示したグラフにしました。これでよいでしょうか?
なぜデータのばらつきをSD(標準偏差)で示しているの? こんなにエラーバーが長いと論文が雑誌に受理されないかもしれないよ。エラーバーを短くするために、SEM(標準誤差)で示すべきだよ。
Answerは会員限定です。
以下よりログインまたは新規登録をしてください。
活用しよう!
coming soon
あるかどうかで判定しよう!
coming soon