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- 第15回 信頼区間を活用しよう!
獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科 教授浅井 隆
信頼区間を活用しよう!
術後の悪心・嘔吐発生の頻度を下げる目的で文献検索をすると、3種類の新しい制吐薬(X, Y, Z)と、従来薬Cとの比較をした研究を見つけました。
そして、それらの新薬に関する相対リスクRR(relative risk)をまとめた表を示し、どの制吐薬が最適と判断すべきかを聞いてみました。
従来薬Cに比べた相対リスクが最小の薬Xを選択すべきでしょう。
95%信頼区間を見れば、薬Xの効果は従来薬Cに比べて劣っている可能性もあるため、選択すべきではないと思います。薬Yが最適と思います。
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