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- 第16回 “臨床的に意味のある差”があるかどうかで判定しよう!
獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科 教授浅井 隆
“臨床的に意味のある差”があるかどうかで
判定しよう!
専修医Cさんは、婦人科手術後に収縮期血圧が180mmHgを超える異常高血圧となったときに、どの治療薬を使用すべきなのかを決めるために、3つの静脈投与用の降圧薬X, Y, Zの研究論文を見つけ、医局の勉強会で紹介しました。
これらの中では降圧薬Yを選択すべきで、降圧薬Xは適応とならないと思います。降圧薬Zは他の研究がないかどうかを調べるべきだと思います。
“有意差あり”であった降圧薬XとYが適応となりますが、P値が最小であった降圧薬Xを選択すべき、と思います。
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