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「連載クイズ」今こそ統計を正しく理解する

獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科 教授浅井 隆

2024年8月27日公開
第12回

器具の性能比較の解釈法

A医師は、非侵襲的な方法で心拍出量を測定できる新たな器具Xについての論文を見つけました。それによると、図1のように器具Xと肺動脈カテーテルの2つの方法で測定した心拍出量には強い相関関係があった(r = 0.988)ため、この新たな器具は正確に心拍出量を測定し得る、と結論付けられていました。

図1. 従来の測定法と新たな測定法による心拍出量の散布図
さて、A医師とB教授のどちらが正しいのでしょうか?
A医師

この新たな器具の性能がよいため、購入を考えるべきと思います。

B教授

いやいや、この器具は“ダメ”だね。

2024年8月作成
17380-1/B3 PI
第1回
P値の解釈、
正しいのはどちら?
第2回
データのばらつき:
標準偏差?標準誤差?
第3回
相関係数の
落とし穴?
第4回
感度と特異度の
正しい解釈は?
第5回
オッズ比を適切に
解釈しよう!
第6回
NNTを確実に
解釈しよう!
第7回
平均と中央値、
どちらを使うべき?
第8回
有意差の
解釈
第9回
標準偏差を
活用しよう!
第10回
“有意差あり”を
適切に解釈しよう!
第11回
相関の解釈
正しい?
第12回
器具の性能比較の
解釈法
第13回
平均年齢の示し方、
どちらが正確?
第14回
比較研究での
背景因子への検定
第15回
信頼区間を
活用しよう!
第16回
“臨床的に意味のある差”が
あるかどうかで判定しよう!
2分を目安に解答!