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トレプロスト®吸入液Clinical Study海外第相試験(肺動脈性肺高血圧症)

6分間歩行距離

主要評価項目(12週時)

ピーク時6分間歩行距離の変化量

12週時におけるピーク時6分間歩行距離のベースラインからの変化量の中央値(最小値‐最大値)は、トレプロスチニル群及びプラセボ群でそれぞれ21.6m(−318‐135m)及び3.0m(−303‐146m)であった。両群間の差の中央値[両側95%信頼区間](Hodges-Lehmann推定値)は20.0m[8.0, 32.8m]であり、トレプロスチニル群のピーク時6分間歩行距離はプラセボ群に比して統計学的に有意に延長した(ノンパラメトリックANCOVA、p=0.00044、名目上のp値)(ただし、承認の根拠となった有効性の成績である)。

  • ITT(欠測値を補完:補完方法の詳細は試験の概要を参照)
    ※Hodges-Lehmann推定値
副次評価項目(12週時)

トラフ時6分間歩行距離の変化量

12週時におけるトラフ時6分間歩行距離のベースラインからの変化量の中央値(最小値‐最大値)は、トレプロスチニル群及びプラセボ群で、それぞれ12.4m(−231‐150m)及び0.8m(−220‐186m)であった。両群間の差の中央値[両側95%信頼区間](Hodges-Lehmann推定値)は13.7m[4.0, 24.8m]であり、トレプロスチニル群のトラフ時6分間歩行距離はプラセボ群に比して統計学的に有意に延長した(ノンパラメトリックANCOVA、p=0.0066、名目上のp値)。

  • ITT(欠測値を補完:補完方法の詳細は試験の概要を参照)
    ※Hodges-Lehmann推定値
副次評価項目(初回投与時及び6週時)

ピーク時6分間歩行距離の変化量

初回投与時におけるピーク時6分間歩行距離のベースラインからの変化量の中央値(最小値‐最大値)は、トレプロスチニル群及びプラセボ群で、それぞれ6.6m(−152‐105m)及び3.0m(−100‐108m)であった(ノンパラメトリックANCOVA、p=0.1008、名目上のp値)。
6週時におけるピーク時6分間歩行距離のベースラインからの変化量の中央値(最小値‐最大値)は、トレプロスチニル群及びプラセボ群で、それぞれ21.6m(−197‐133m)及び3.0m(−202‐120m)であった。両群間の差の中央値[両側95%信頼区間](Hodges-Lehmann推定値)は18.5m[8.5, 28.3m]であり、6週時におけるトレプロスチニル群のピーク時6分間歩行距離はプラセボ群に比して統計学的に有意に延長した(ノンパラメトリックANCOVA、p=0.00014、名目上のp値)。

  • ITT(6週時は欠測値を補完:補完方法の詳細は試験の概要を参照)
    ※Hodges-Lehmann推定値

6. 用法及び用量(抜粋)

〈肺動脈性肺高血圧症〉
通常、成人には、1日4回ネブライザを用いて吸入投与する。1回3吸入(トレプロスチニルとして18μg)から投与を開始し、忍容性を確認しながら、7日以上の間隔で、1回3吸入ずつ、最大9吸入(トレプロスチニルとして54μg)まで漸増する。3吸入の増量に対して忍容性に懸念がある場合は、増量幅を1又は2吸入としてもよい。忍容性がない場合は減量し、1回最小量は1吸入とすること。

2024年9月作成

17050-6/N5 B2 GMJ