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Support持続静脈内投与
投与方法
本剤は日局注射用水又は日局生理食塩液で希釈し、外科的に留置された中心静脈カテーテルを介し、フィルターを接続した精密持続点滴装置(シリンジポンプ又は輸液ポンプ)を用いて持続静脈内投与する。まず投与流量を決定し、決定した投与流量(mL/hr)、投与速度(ng/kg/分)及び患者の体重(kg)から、本剤の希釈濃度(mg/mL)を算出する。投与流量の決定にあたっては、精密持続点滴装置の薬液容器の交換まで最大48時間であるため、投与期間が48時間以内になるよう選択する。本剤の希釈濃度は0.004mg/mL以上とすること。
精密持続点滴装置(以下の条件を満たすもの)
- 閉塞/投与不能、残量、電池の消耗、プログラムエラー及びモーターの機能故障のアラームがあること。
- 送達精度は±6%より優れること。
- 陽圧駆動であること。
- 薬液容器は塩化ビニル、ポリプロピレンあるいはガラス製であること。
- 約2μL/hr刻みの調節が可能であること(皮下投与のみ)。
薬液の調製~希釈濃度及び注射液量の計算と例示
- ※換算係数0.00006=60分/hr×0.000001mg/ng
算出された本剤の希釈濃度の薬液を、使用する薬液容器サイズに合わせて調製するために必要な本剤注射液の量は、以下の式より算出する。
トレプロスト注射液量の計算例
体重60kgの患者に対し、トレプロスト注射液20mg製剤(注射液濃度1mg/mL)を使用し、投与速度1.25ng/kg/分、投与流量1.1mL/hr、50mLシリンジポンプで投与する場合
参考として、トレプロスト注射液20mg製剤における50mLシリンジポンプ使用時の早見表を以下に示します。
50mLシリンジポンプ使用時の早見表(20mg製剤使用)
表の注射液量(mL)をバイアルから採取し、希釈液と合わせて50mLに希釈する。
さらに、シリンジポンプの投与流量(mL/hr)を表中の値に設定する。