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作用機序
IL-23は、IL-23に特有のサブユニットであるp19と、IL-12と共通のサブユニットであるp40からなるヘテロ二量体サイトカインである1 、2)。IL-12は抗腫瘍免疫を誘導すること、及び細菌やウイルスによる感染の防御に重要な役割を果たしていることが示唆されている3、4)。したがって、IL-23のp19サブユニットのみを標的とすることで、IL-12による防御機能の維持が期待される。
オンボー®はIL-23に特有のサブユニットであるp19サブユニットに特異的に結合し、IL-23受容体との相互作用を阻害する5)。
オンボー®の他のIL-12ファミリーメンバー(IL-12、IL-27及びIL-35)との交差反応性は認められない5)。
- 1)Ma, C. et al.:Best Pract Res Clin Gastroenterol., 38, 101604(2019)
- 2)Teng, M. W. L. et al.:Nat Med., 21(7), 719(2015)
- 3)Hamza, T. et al.:Int J Mol Sci., 11(3), 789(2010)
- 4)Neurath, M. F.:Cytokine Growth Factor Rev., 45, 1(2019)
- 5)社内資料:ミリキズマブの薬理試験