二次予防症例サブグループ解析
- 目的:JELIS二次予防症例において、EPA投与が冠動脈疾患の二次予防に有効かを解析し、EPA/AA比の変化と冠動脈疾患発症の関連性について検討する。
- 対象:JELIS 登録の日本人高脂血症患者のうち、冠動脈疾患既往例3,664例(対照群1,841例、EPA群1,823例)[心筋梗塞・冠動脈インターベンション施行537例(対照群247例、EPA群290例)を含む]
二次予防症例における血清脂質の変化率(その他の評価項目)
【結果】二次予防症例におけるトリグリセライドは、EPA群で有意な低下が認められた。
<参考情報>二次予防症例における冠動脈イベントの累積発症率に及ぼす影響(主要評価項目)
【結果】二次予防症例における冠動脈イベント累積発症率は、EPA群で23%の有意な低下が認められた。
<参考情報>心筋梗塞既往・インターベンション施行例における冠動脈イベントの累積発症率に及ぼす影響(主要評価項目)
【結果】心筋梗塞既往・インターベンション施行例における冠動脈イベント累積発症率は、EPA群で41%の有意な低下が認められた。
- Matsuzaki M. et al. : Circ J 2009 ; 73 : 1283-90
- [利益相反]持田製薬株式会社が助成金により支援。